訳あり桃の通販での注意
私どもでは訳ありの桃は一切販売しておりませんが…
訳あり桃を通販にて購入する際の注意点としてご紹介したいと思います。
訳あり桃というのは、大小問わずの傷や変形果、傷み、未熟、
例え味が良いといえども、通常の規格品としては通らない品質のものです。
まず、雨宮ファームでは「訳あり桃」を一切販売いたしておりません。
なので、訳ありの通販を求めてこのページをご覧いただいている場合は申し訳ございません。
訳あり桃と、特選桃の違いは見た目だけでなく、当然味も違います。
訳あり桃でも「見た目が悪くても味はいい」とよく言われますが、確かに味がいいものもあります。
ただ、本来の美味しさは”もっと美味しい”です。
そして、通販の場合無事に届いてこそだと思います。
どれだけ訳ありだと分かっていても、到着時に傷んでいたら良い思いはしないですよね。
そして、訳あり桃のほとんどが、日持ちが悪いか、果肉に障害があります。(品種によっても程度は様々)
傷などの傷みから、鮮度の低下、そして旨みも低下します。
我々は、全てのお客様に笑顔になってもらうことを目指し、本当の美味しさをご提供しております。
そのため、お問い合わせいただいても訳あり桃は販売できかねますので、ご了承ください。
桃の品質は種で決まる
桃には硬い殻に覆われた種があります。
訳あり桃の多くは、成長段階の障害で、硬い殻が割れてしまい、
殻の中にある種が死んでしまっていることが多いです。(核割れという桃の障害)
桃栽培において、いかに核割れをさせないかが、高品質な桃を育てるために重要です。
では、なぜ種が死んでしまうと良くないのか。「見た目は大きく美味しそうだけど?」と思う方もいます。
成長段階で種が死んでしまうということは、その桃には栄養が十分に行き渡りません。
桃の木というのは、「種を育てること」が本能です。
「種」を守るために、そして十分に種が充実し発芽できる能力が備わると、鳥などに気づかせるために甘い香りを出します。
「種」を鳥などに気づいてもらい、遠くへ運んでもらうため、甘い香りを出すのです。
つまりは、種が一番重要になります。
種が死んでいると、形が悪くなったり、果肉が変色していたり、種が腐っていたり、甘みがなく渋みが強かったりします。
多くの訳あり条件のほとんどの原因が「種」にあるのです。
もちろん、傷だけで訳ありになる桃もあるので、「訳ありの原因が何なのか?」を知りましょう。
傷であれば、日持ちは悪くなりますが、種に問題なければ大丈夫です。
傷ではなく、変形や過熟、未熟、穴あきですと味の心配があります。
同じ訳あり桃でも、通販ではなく実際にお店で見て選ぶのはいいと思います。
選ぶポイントを注意することで、美味しい桃を選ぶこともできます。
なので、良い通販業者ですと、訳あり桃でも最低限の品質を保っています。
しかし、いくら訳あり桃といっても納得できないような桃を通販している業者はいくつもあります。
通販においては、実際に見て選べないので、その通販業者が信用できるのか見分けることが重要になります。
私どもで栽培ししている桃でも、特選品になるのはわずか5%です。
そして、その年により変わりますが、約半分の50%が訳ありになります。
基本的に大玉栽培を目指すと、ロスが多くなるのです。
そして、私どもではギリギリまで木に成らして完熟収穫としているため、
木に成っている期間も長いことで、天候の被害や、鳥や害虫のリスクが多く、訳あり品の率も高くなっています。
それでも、最高の美味しさを追求するうえで、避けては通れないリスクです。
ちなみに私どもの訳あり桃は、契約加工品会社へと渡ります。
ジュースやジャムへとなり、あなたのところへも届くかもしれません。