現在はぶどうの剪定を行っております。
剪定方法は大きく分けると2つあり、
1つは、長梢剪定といい、芽を5芽以上残す昔ながらの剪定です。
もう1つは、短梢剪定といい、1~2芽残して切る方法です。
短梢剪定は、列で作業できるため作業性が良いことが長所です。
短所としては、剪定で樹勢のコントロールができないことだと思います。
それぞれに良い所がありますが、私どもではほぼ全て長梢で栽培しています。(全体の95%)
品種や台木、土の性質などによっても短梢がいいこともあるとは思います。
短梢剪定は、剪定が簡単で誰でもできますが、
長梢剪定は、基本から木の特徴なども把握して行うため、経験が必要になります。
こちらが長梢の剪定前と後です。
長梢の剪定前と後②です。②
長梢剪定にもいろいろな方法があり、農家によって様々です。
木や土の性質にもよって変えるため、答えのない世界だと思います。
木ごとに方法を変えていき、どの品種でも同じように
高品質なぶどうに育つようにしていきます。
長梢では3月の水揚げ後に誘引という作業があり、
剪定で残した枝を針金に固定していきます。
その際に枝の配置などの仕方でもバランスを調整します。
短梢に比べ手間はかかりますが、その分良いぶどうに仕上げます。