今年の初期成育はとても早く、新芽がどんどん伸びだしています。
この時期のぶどうでは「芽欠き」といい、不要な芽を落とす作業をします。
品種にもよりますが、ほとんどの品種でこのように1つの節から2つ(主芽と副芽)の新芽が出ます。
基本的に副芽を落としていくのですが、品種により房(花穂)が着きにくいものがあります。
そのような品種では、芽欠きを遅らせ花穂がしっかり確認できてから落とします。
昨年の管理の仕方や冬の剪定方法の良し悪しなど、この時期に良く分かります。
今年もどの品種も順調な初期成育となっておりますで、良いぶどうが期待できます。
ちなみにこの時期のこの位の大きさの芽は、天ぷらにすると美味しく、
新芽の天ぷらとして地元のお店で提供されることもあります。
山菜のような味にくわえ、房(花蕾)の食感と風味が絶妙で知る人ぞ知る逸品です。