2021年、ここ甲州市塩山でも桃の花が満開となりました。
この冬は、低温そして乾燥と初期成育が心配されましたが、
無事に乗り越え元気な花を咲かせてくれています。
桃の花は、品種により咲くタイミングが数日変わりますが、
開花初めから約10日間は、花を見ることができます。
桃では、”花粉がある品種”と”花粉がない品種”があります。
花粉がない品種の場合、何も手をくわえないと、実がつきません。
実が成ったとしても少量で、小玉や変形、枝の上向きの実だったりします。
桃の場合、どの枝のどの位置に桃を成らせるかで品質が変わります。
そのため、良い枝の良い位置に桃を実のらせるために、「授粉」作業を行います。
授粉作業は、あらかじめ”花粉のある品種”の葯を採取し、開葯したものを、
花粉のない品種の花の雌しべにつける作業になります。
品種により実が成りにくいものもあり、そうした品種は、数日空けて最低2回は行います。(満開前+散り始め)
また、気温が高い時間帯に授粉させることで、結実率が上がります。
そのため、1日の中でも作業できる時間は限られてしまいます。
そして、木の生育は待ってはくれません。
日に日に開花していき、あっという間に散ってしまいますので、
タイミングを見計らって作業を進みめていきます。