桃につきましても例年より早い生育状況となっております。
例年より1週間以上早く開花となりました。
生育が早い年は、遅霜があった際に被害を受けやすいため心配していました。
まだまだ油断できませんが、激しい低温もなく安定した気温で順調な生育となっております。
結実状況についても、たくさんの実が成っている状況です。
摘蕾といい、蕾の段階で不要なものは落としていますが、
残した花蕾の着果率が高めと言えます。
まだ形の良し悪しなども判断はできないため、
最終的に残す量の2~3倍程度の数を残し摘果しています。
一気に桃の数を制限し、残った実に養分を集中させたいところですが、
桃はとてもデリケートなため、極端に実に養分が集中すると生理障害が起きる可能性が高くなります。
1度に最終着果量まで制限してしまえばとても楽ですが、
良い桃を収穫するためには、徐々に実の数を減らしていくことです。
形の良し悪しが分かる時期になったら、「本摘果」を行い、
最終的に残す実の数まで制限し、その後1玉1玉全てに袋をかける作業を行っていきます。